希望の仕事術
橘川幸夫(きつかわゆきお)さんの「希望の仕事術」を読んだ。
この方の言葉はよく私に響く。
そこで「あとがき」に残しておきたい文章があったので、ここに残しておこうと思う。
会社の在り方に疑問を持っているが、かと言って独立するほどの思いもない。
会社の中で新たなはたき方を創っていきたいと思いがあるひとには励みになる文章だと思う。
「利益追求型の近代企業に就職活動をする裏返しでソーシャルビジネスを追求しても仕方がない。
ソーシャルビジネスとは本来の仕事のあり方、つまり「自分の想いを社会化すること」への原点回帰することなのだ。
まずは自分が何を想い、何を理想とし、何を願っているのかの追求からスタートしなければならない。
自称ソーシャルビジネスの企業に入社しても、それが既存の企業選択と発想が同じであれば、何も本質的な変化はない。
そして、むしろ「本来の仕事への態度に原点回帰」するのであれば、特別なソーシャルビジネスの企業に入社したり起業するよりも、既存の企業に入り、その中で自分の想いを追求し、既存の企業を内部から変えていく方が社会全体にとっては喜ばしいことだと思う。
なぜなら、現代社内の中心にあるのは既存の企業社会そのものだから。」
この2世紀ほど、仕事のあり方が変貌した。
それはそれで豊かさをもたらし意味があった。
しかし少し行きすぎた。だから仕事の原点回帰する必要が生まれている。
橘川さんの最新刊は「森を見る力」です。
これもいいです。
この前twitterで橘川さんのことばをツィートしたら、橘川さんがフォローしてくれた。
ソース的な生き方
先月「ソースワークショップ」のトレーナー資格をとりました。
この「ソース」は新しい生き方の常識に基づいたものです。
実際一緒に受講した人がこのやり方でドンドンと思いがけない流れにのっているのも目の当たりにしています。
私も実践し、いくつかの成果を得ていますが、まだまだ旧来の発想が頻繁に出てきます。
ソースにどんな考え方があるかと言いますと、まず「責任」に関することです。
これが中核にあります。
「人が取るべき責任ある行動はただひとつ。
自分が心からしたいことをすることである。
それが人生で最も責任ある行動であり、その人が負う最高の責任である。」
としています。
ソースは自分の「ワクワク」を全部やりなさい!と言います。
そもそも「ワクワク」することがあるのは、その人の存在理由を示すシグナルであるからです。
そうでないとしたら「ワクワク」はある意味がありません。
ソースは「ワクワク」することをすることが責任なので、ぜんぶやりなさいと励まします。
私もできるだけソースで発見したワクワクで全生活を見たそうとしています。
でも、まだまだ「やるべきこと」をやっている時間はかなりありますけどね。
楽しみながら、変化させていきたいと思います。
組織呪縛解放団始動!
組織に属していることが最もいいという世の中が変わりつつあります。
お金をもらうために私生活や自らの個性を犠牲にして働く時代をそろそろ終焉させましょう。
と言いながら、私はサラリーマンコンサルタントで企業さんがお客さんです。
でも虎視眈々と企業さんの解体をもくろんでいます。
当然、社員がやりがいを持って自分らしく働けている会社は問題ありません。
社員を企業の歯車として、枠に押し込めようという経営をしている企業の解体です。
特に大企業が多いですかね。
私の言っている解体は倒産させることではなく、20世紀のあるべき論で社員を統率しようという考え方を払しょくさせ、もっと人が人らしく働ける組織運営に変貌させることを狙っています。
そうなると当然規模の縮小や形態の変容は必要になってくると思いますが。
そういった状況になっても、楽しんで働いていける個人が増えることを支援したいのです。
企業の担当者にも「会社をどうするよりも、会社がどうなってもやっていける社員になってほしい」という人も出てきています。(経営企画部長で)
これはもう流れだと思います。
今の組織運営の呪縛に縛られない意識を醸成していきましょう。
(誰に向かって言っているのだ!)
本田健さんの特別講演行ってきました
今日は本田健さんの特別講演行ってきました。
内容は第1部が「自分の才能を換える5つの秘密」、
第2部が「21世紀型マーケティングシステムのつくりかた」。
本田健さんの話は前にも聞いたことがあるが、そんなに大したことを話しているわけではない。
しかし、そのシンプルなメッセージがこちらに爽快感や気分の高揚をもたらす。
ご自身でもたくさんの著書を書いてきたが、そんなに自分独自の考え方を言っているわけでないと言っていました。
「みんなが感じやすいように話す」「鏡となって話す」というようなことを言っていました。(本田健さんの話し方「立体話法」の一要素です)
本田健さんがずっとベストセラー作家で居続けている理由には、考えられた長期戦略があるということがよくわかりました。
10年単位くらいで戦略を考え、自分のレッテルが固定化せず、かつ明確なポジショニングが認知されるようにテーマのシフトや使う媒体を考えています。
あまり苦労話みたいな話はしないので、軽い感じで流れをつくっている印象に見えます。
見た目もちょっと似ているせいか秋元康の大ヒットメーカーの割には肩の力が抜けている、そんな風合いと同じものを感じました。
内容としては、
・好きなことをやれて、お金持ちになるために必要なものは「自分の未来に対する好奇心」のみ。(お金も才能も人脈も最初は要らない)
・自分の才能を換える5つの秘密
・大好きなことを見つけるための5つの質問
・才能とは何か
・才能をキャッシュにする方法
・キャッシュポイントの見つけ方
・才能をどう磨くか
などでした。
あと以前のブログで本の感想を書いた「心に響くことだけをやりなさい」の著者のジャネット・アットウッドが飛び入りし、5月にやるセミナーの告知もしていました。
きれいな女性でパワフルだったので、ちょっとセミナーに行ってみようかという気にもなりました(たぶん行きませんが)。
これからも個人の個性や才能を生かして生きる時代がどんどん進行していくと思います。
多くの人がその生き方にできるだけ早くシフトできるよう応援していきたいと思います。
自然に生きるということ
私は人ができるだけ自然に生きられるように、自分の自然才能で生きていきましょうと言っています。
「自然に生きる」で大きな指針としているのは、自然の酒造りを行っている寺田本家さんの寺田啓佐さんの言葉です。
寺田さんが酒造りを通して微生物から学んだものとして次のように表現されています。
「自然に沿った生き方とは『自分らしく』『仲良く』『心地よく』生きるということになります。
『自分らしく』『仲良く』生きると『共生』が生まれます。
自然本来の姿とは共生なのです。」
これです。この考え方がいいのです。
日本人はもともと「自分らしく」生きるのがそんなに得意でなく、「仲良く」が得意だったのではないかと思います。
欧米は逆に「個」の意識が強くあり、「仲良く」が少し苦手だったのでしょうか。
いずれにしろ、日本は基本に「公」の意識があり、「個」は禅が担当していたようです。
欧米は基本に「個」の意識があり、教会が「公」を担当していたようです。
両者のバランスが大事なのですが、日本の場合は欧米の「個」の意識をやみくもに取り入れたことにより、本来の「公」意識も駆逐されつつあり、文化としてバランスが悪くなっているのが現在だと思います。
とはいっても、「公」意識はまだ世界的に高いレベルにあり、少しの間「個」を学んだので、これからは持ち前の「和の精神」をもとに多様な「個」を調和させるところに力を発揮していくべきだと思います。
本当にこれからは日本本来の精神文化を世界に広め、世界に調和をもたらすことが重要なのだと思います。
心に響くことだけをやりなさい
この本は少しスピリチュアル系のエッセンスが入っています。
いわゆる「引き寄せの法則」系です。
望む未来を明確に思い描けば、実現する、というものです。
この方面は嫌いじゃないので、楽しみながら、ワークをしながら読んでいきました。
望む未来を手に入れるためのやり方が書いてあります。
手段が抱負ですね。
中心的なツールは「パッションテスト」。
比較的簡単なテスト法です。
「理想の人生を生きている時は、私は○○○○いる」
この○○○○の部分に、自分が「なっていること」「していること」「持っているもの」を書きます。
ともかくどのように実現するかは考えないで、10個以上書き出します。
各内容はあくまでも達成しようとしていることや結果ではなく、どのように生きているか(プロセス)を書きます。
書いたものを並べて、一番目と二番目を比べて、自分にとって大切な方を選びます。
勝ち抜き方式で最初に残ったものが第1位。
同じ要領で5回行い、5つまで選びます。
これが、望む未来を手に入れる3つのステップの最初の段階です。
ちなみに「3つのステップ」とは、
1.インテンション(意図)・・自分が人生で望んでいることを意識化し、言明すること
2.アテンション(注意)・・望ましい未来を選択し、意識を向けること
3.ノーテンション(柔軟)・・望む未来を明確化し、意識を向けたら、気負わず運命に身を任せること
「引き寄せの法則」が好きな人は、この本の方法はやりやすいんじゃないかなあ。
結構やってたらテンションあがりました。
しかし、望む未来を明確化したら、急に「やる気」がなくなった。
こういった壁にあたっちゃうのをなんとかしないといけないだよねえ。
この時必要なのが「ブロック外し」。
これはまたオイオイまとめます。
パッションテストに関する日本の公式ページあります。
ソースワークショップ
先週の土日、自分の「ワクワク」を見つける2日間のワークショップに行ってきました。
その名は「ソースワークショップ」。
実は12年ほど前に一度受けているのですが、いい印象があったので再度受けてみました。
参加者が私一人だったので、トレーナーとマンツーマンです。
自分の「ワクワク」のヒントをつかむために、次々にいろんな質問が出され、出てきた言葉はどんどんノートに書いていきます。
質問の順番が考えやすくなっていて、かなりイメージや五感が作動するようにつくられています。
じっくりと自分の「やりたいこと」を見つけるためにはいい時間です。
アウトプットとして「ワクワクの地図」というのができあがるのですが、その中にある私のモノをいくつか紹介します。
もっともワクワクの中心である「ワクワクの機関車」は、『波長が合う』。
私はかなり体感覚でモノを感じており、『波長が合う』ことをワクワクする大事な要素でした。逆に「波長を合わせる」ことも大事にしており、波長が合った状態が自分にとってかなりの快感であることを認識しました。
ちなみに12年前は「支える」でした。
「支える」はワクワクとして相変わらず存在しますが、今回ちょっと違うテイストのものがでてきましたね。
次に「ワクワクの機関車」を動かす最大のサポートになる要素が「キャラを観る」。
人のキャラを見つけたり、キャラ設定をするのが好きなんですねえ。
たくさんの個性的なキャラが出てくる映画や漫画、小説が大好き。
「水滸伝」なんて108人の英傑が出てくるのでかなりテンションがあがります。
しかもすぐに名前とキャラが頭に入るんです。
このことがなんで「波長が合う」のサポートになるのかはもうちょっとみないとわかりません。
ちなみに12年前は「考える」でした。
あとは自分の人生の成果として求めているものは「平和」でした。
ワクワクの機関車の次に大事な「4つの人生の土台」も明らかになりました。
「彩り」「頼りにされる」「歴史の英知」「流れをいかす」です。
まあ人の結果を見ても「意味がわからない」という感じでしょうから、自分のワクワクを探してみたいという人はぜひ受けてみてください。