なぜあなたの思考は現実化しないのか?
最近、「思考は現実化する」「引き寄せの法則」などが流行っているけど、
全然そうとは思えないという人は多いでしょう。
その疑問にそのものずばり答えようとしているタイトルの本を読みました。
「なぜ、あなたの思考は現実化しないのか?」久家邦彦著 フォレスト出版
結局、マイナスの感情があるかぎり、正しい思考ができない、というのが結論です。
マイナスの感情は、マイナスの信念(思い込み)から生まれます。
だから、自分の内側にあるマイナスの信念を浄化しないと、
正しい思考ができないということです。
セルフイメージ、自己肯定感が低い人は、まずここからですね。
マイナスの信念を浄化するための方法がいくつか示されています。
ひとつだけ紹介します。
「言葉」を変える。
思考や感情を直接変えようとしても、
強力なマイナスの信念が勝手しまう。
だから、まず「言葉」を強制的に変えていくことを提案しています。
「『言葉』を変えると、脳の中の『イメージ』が変わる。
そして『イメージ』が変わると、『感情』が変わり、『行動』が変わる。」
そうするための方法も提示されています。
①自ら「力を奪うマイナス言葉」を使った場合、自分に合図を送る仕組みをつくる。
(例では、手首にゴムをつけておいて、使った時にはじく。僕は手のひらを指ではじいています)
②自分自身のマイナス言葉のパターンに気づいたら、その場ですかさず、
意味や効果はわからずとも「ありがとう。ありがとう。ありがとう・・・」と唱える。
③これを100日間続ける。
筆者は、ホ・オポノポノや感謝の言葉を使った浄化を方法論の大事なところにおいています。
自分の口や頭で繰り返される言葉は重要な意味を持っています。
言葉は自動的に口や脳内に出てくるものでありますが、
「言葉」自体は強制的に変えることができます。
つまり、感謝してなくても「ありがとう」と言えるということです。
私も本当にマイナス思考から離れられないときは強制的に「ありがとう」「ついてる」などの言葉を繰り返していました。
悩みに落ち込んでいくよりは、気休めにもなるので、使った方がいいですね。
やはり、自分の中のマイナスの信念をいかに浄化していくかが、よりよく生きる最大のポイントだと改めて確認した思いです。
本書はたとえ話など使って、話の進め方がうまいので、興味を持った方は読んでみることをお勧めします。