希望の仕事術
橘川幸夫(きつかわゆきお)さんの「希望の仕事術」を読んだ。
この方の言葉はよく私に響く。
そこで「あとがき」に残しておきたい文章があったので、ここに残しておこうと思う。
会社の在り方に疑問を持っているが、かと言って独立するほどの思いもない。
会社の中で新たなはたき方を創っていきたいと思いがあるひとには励みになる文章だと思う。
「利益追求型の近代企業に就職活動をする裏返しでソーシャルビジネスを追求しても仕方がない。
ソーシャルビジネスとは本来の仕事のあり方、つまり「自分の想いを社会化すること」への原点回帰することなのだ。
まずは自分が何を想い、何を理想とし、何を願っているのかの追求からスタートしなければならない。
自称ソーシャルビジネスの企業に入社しても、それが既存の企業選択と発想が同じであれば、何も本質的な変化はない。
そして、むしろ「本来の仕事への態度に原点回帰」するのであれば、特別なソーシャルビジネスの企業に入社したり起業するよりも、既存の企業に入り、その中で自分の想いを追求し、既存の企業を内部から変えていく方が社会全体にとっては喜ばしいことだと思う。
なぜなら、現代社内の中心にあるのは既存の企業社会そのものだから。」
この2世紀ほど、仕事のあり方が変貌した。
それはそれで豊かさをもたらし意味があった。
しかし少し行きすぎた。だから仕事の原点回帰する必要が生まれている。
橘川さんの最新刊は「森を見る力」です。
これもいいです。
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